門徒推進員だより 2022年4月号
門徒推進員だより 4月
威徳:♪♪ 昔も昔三千年~~♪♪ 花咲き匂う春八日~~♪♪
深法:『花祭行進曲』ね。ご機嫌ね。
威徳:西願寺さんの花祭りにお参りできたからね。
お釈迦さまのお誕生日をお祝いできるのは嬉しいじゃないの。
深法:みんな、お誕生日は大好きよね。
それに、坊守さんが花御堂をきれいに飾って下さって、ゆっくり甘茶かけもできたわ。
威徳:僕は、西願寺さんにお参りするようになるまで、
お釈迦さまも阿弥陀さまも親鸞さまも、神社さんもゴチャゴチャだったからなぁ。
その上、物心ついた頃から、イエスさまの誕生日のお祝いをしていたんだから、お恥ずかしい限りです。
深法:私も同じよ。クリスマスツリー大好きだったもの。大仏さまも薬師如来も、観音菩薩も。
お願いするところがたくさんあって大変だったわ。それが今はすっきり。
よけいなことを考えなくて良くなって、心はとても軽くなったのに、安心感は絶大よ。
威徳:阿弥陀さまのことを教えて下さったのが、お釈迦さま。
それに法名に『釋』の一字を頂いているから、親近感があって嬉しいね。
深法:知名度だけを考えたら、阿弥陀さまよりお釈迦さまの方が有名かもね。
「世界的にブッディストは、温和で寛容だと思われているようで、仏教徒で良かった!」と、
海外に住む娘も言っていたし、お釈迦さまのおかげだわね。
威徳:花祭りは、日本では奈良時代に既に行われていたんだって。
長い間、仏教を大切にしてきた日本の文化に感謝しなきゃね。
深法:なるほど、知らなかったなー。さすが!!作家さんに間違えられる人は言う事が違うわね~~(笑)
お釈迦さまの行事は、年に3回。大切にしたいわね。
なんまんだぶ なんまんだぶ。
深法さまからいただいた写真を拝見していたら
「ご苦労さまです。お疲れさまです」と背中をさすってしまいました。
いつも「門徒推進員だより」の原稿をありがとうございます。
感謝しています。
門徒推進員だより 3月
威徳:桜餅の季節かぁ。お茶碗は、あなたの好きな宝尽くし。
なんまんだぶ なんまんだぶ。お経の柄に誘われて、ついお念仏が・・・。
深法:この柄は、宝巻(ほうかん)と言うのじゃ。ありがたいお経が書かれた巻物!
巻物や書物は知識徳義の宝庫として、とても大切にされたそうよ。
威徳:深法さんが好きそうな話だね。そういえば、刺繍でも宝尽くしを刺していたような気がするけど。
深法:刺繍で作った宝尽くしは、バックに仕上げたの。これも気に入っているけど
残念なことにお経の柄がないの。
下絵を描いてくれた人に「お経は入れないの?」と聞いたら
「えっ、お経はありがたいものなの?」と言われて
「はぁ」と流しておいたけど。いろいろな考え方の人がいるしね。
威徳:住職さんが3月号の響流に書いてた修多羅のお話。
「大切なものが見えなくなっていませんか」に通じることだね。
普段の生活では、本当の意味でお経や仏様に関係するものに触れる機会が少ないからなぁ。
紛らわしいのも多いしね。
深法:住職さんの修多羅のお話は心に残っていて、七条袈裟の僧侶さんを見る機会があると
「おー、たて糸!仏様のお心だわ。」と、じっくり見ちゃうのよ。
生活の中でも、お仏壇はもちろんとして
その他も仏様を思わせるものに接すると嬉しくなるし、ホッとするの。
反対に、世間から聞こえることは、「お得」や「便利」であふれていて
それがもっともっとと追い立ててくるようで、疲れてしまうわ。
威徳:坊守さんが坊守日記に書いていたけど、欲深いのは人間の本能なんだよ。
修多羅をしっかりと見ていないと、世間の情報に振り回されて目が回っちゃうよ。
深法:宝尽くしのお気に入りはもう1つ。お経本入れ。これは、ご本山の売店で買ったからお経の柄もバッチリ。
それにお経本そのものが入っているから、本当のお宝よ。
威徳:僕も三宝を敬います。心にいつも阿弥陀さま。なんまんだぶ なんまんだぶ。
深法:坊守さん、お寺の前に「響流」を置き始めたでしょ?インスタグラムで見ましたよ。
いろいろな人が読んでくれると嬉しいな。仏法、広まれ!なんまんだぶ。
坊守:はい、お寺のスロープの入り口に西願寺たより「響流」を置きました。
これが、5部入れさせていただきましたら0部になり、5部追加したら残りは4部に。
お持ち帰りしてくださる方が、チラホラ。嬉しいです。
毎日、ふたを開けて確認することが日課になっています。
門徒推進員の威徳さま・深法さまと願いは一緒です。
いろいろな方面に響き流れるよう、試行錯誤をしています。
門徒推進員だより 2月
威徳:新聞の投稿欄に、僧侶さんの投稿があったよ。
『喫茶店で休んでいたときのこと。
隣のテーブルに来た女子高生。
運ばれてきたコーヒーを前にして、まるで仏像を前にしたかのように、
手を合わせ、軽く会釈したのです。ごく自然な振る舞いを目にして、
私は心を洗われる思いがしました』という内容。
女子高生の無意識の合掌が、僧侶さんを感動させ、その感動がわが家まで届いたんだね。
深法:それ、分かるわ。
私も以前、レストランで、若い男の人が一人で昼食する前に
合掌して「いただきます」をするのを見たことあるの。
とても印象的な姿で、どんな環境で育ったんだろうと、いろいろ想像してしまったわ。
本人は意識していなくても、一人で合掌している姿は、人に感じさせるものがのね。
威徳:食事のことば・合掌は、家にいるときやお寺の行事ではできるけど、
外食で、それも一人でいるときは勇気がいるなぁ。
深法:それは、大人になってから考えてやっていることだからよ。
子どもの頃から身についたものでないと、自然にはできないわ。
あなたの外国語の発音みたいなものよ。
威徳:僕は、半世紀の間、「いただきます」「ごちそうさま」は、
料理を作ってくれた人への感謝の言葉と思っていたからなぁ。
それに、普段の生活の中で合掌することがあるとは思いもよらなかった。
「そのままでいいんだよ」の阿弥陀さまを信じて、できる範囲でやるしかないかぁ。
深法:あまり食事のことばを気にしするぎると、他の大事なことを忘れちゃうからね。
無理しないで、思い出したときにできていればいいんじゃない。
威徳:さすが、阿弥陀さま!!懐が広いなぁ。だから大好き、南無阿弥陀仏!!
なんまんだぶ なんまんだぶ。
坊守:2月号を読ませていただき
私が中学生のころ、初めての家族でのファミレスデビュー。
父が「食事のことば」をする姿勢になりました。
心の中で「やめて~」と渋い顔をしたわたしがいました。
父は察してくれたのか、手を合わせて「いただきます」とだけ言ったことを思い出しました。
もうすぐ、父の命日です。怖かった父の優しい一面を思い出すことができました。
威徳さま・深法さま 原稿をありがとうございました。
門徒推進員だより 1月
深法:コロナ感染がまた拡大してきて不安な日が続いているけど、この年末年始は、除夜会で一年を終え、
元旦会で始めることが出来て、いつもより阿弥陀さまへの感謝を感じて過ごしたわ。
威徳:西願寺さんでは、除夜会を行うのは初めてとおっしゃっていたけど、
夕方、ろうそくの灯に浮かび上がった阿弥陀さまは荘厳な感じで、気持ちが引き締まりました。
ご本山で受けた帰敬式や中央教修・決意披歴のときを思い出したよ。
それと、除夜の鐘をつかせて頂いたけど、恥ずかしながら、除夜の鐘をつくのは初めてでした。
除夜の鐘は、テレビ中継でしか見たことなかったから、うれしかった。
深法:そうよね、私も初めてだったわ。除夜の鐘と言えば、煩悩の数で108回と思い込んでいたわ。
テレビの影響ね。
今回は、たくさんの煩悩をまとめて1回、“カーン”と打って1年を締めくくれたわ。
威徳:元旦会では、午前中の明るい光の中で、
きれいにお荘厳された阿弥陀さまを前にすがすがしい気持ちになりました。
住職さんが拝読してくださった“総序の御文”。元旦の一番に聞かせて頂いて、心にしみました。
深法:あー、「ひそかにおもんみれば」ね。私も大好き。思わず背筋がのびて頭が下がるわ。
それと、1月の寺報に住職さんが書かれていた「心を弘誓の仏地にたて」という御文も私は大好き。
あの御文を聞くと、親鸞さまの感激が想像されて、心が熱くなるわ。
威徳:日々の生活の中にお寺の行事があると、自分を振り返るきっかけになるから、ありがたいね。
それに、こちらの状況が変わっても、阿弥陀さまは変わることなく、
いつでもどこでもご一緒と思うとうれしいね。
深法:西願寺さんは、いろいろ趣向を考えて下さるから、いつも楽しくお参りさせて頂けるわ。
元旦会の“御流盃の儀”。お家に帰って、さっそく頂いた盃に金箔入りのお酒をいれさせて頂きました。
普通のお酒もおいしく、ありがたく感じる不思議な盃ね。阿弥陀パワーかしら。
威徳:除夜会も元旦会も、寺族のみなさんが参加していたでしょう。
住職さんがおしゃっている“アットホームなお寺”、親しみやすい雰囲気がとても良かったです。
深法:コロナ感染の心配はつきないけれど、今年もできるだけお参りさせて頂きましょうね。
今週は、御正忌報恩講。京都には行けないけど、オンラインで心は本山参拝気分。
我が家が御影堂とつながっている感じ。ドラえもんのどこでもドアがあるみたいだよネ。
なんまんだぶ なんまんだぶ。