門徒推進員だより №1~№15
門徒推進員だより №1
坊守:この門徒推進員のコーナーでは、威徳さんと深法さんの会話で
門徒推進員の紹介をして頂きます。
威徳:坊守さん、ありがとうございます。
では、深法さん、西願寺さんの門徒推進員について紹介して下さい。
深法:西願寺さんの門徒推進員は2人。私、釋深法と釋威徳さんです。
平成27年から門徒推進員をさせて頂いています。門徒推進員は全国に約1万人、
埼玉組では12人いらっしゃいます。
私がなる前、埼玉組では1人だけだったんですが、埼玉組の僧侶さんが力をいれてくださって、
平成27年に6人、令和1年に5人が新しく門徒推進員になっています。
威徳:“推進員”って、すごい名前だけど、門徒さんと違うの?お坊さんじゃないよね。
どんなことをしているの?
深法:それね、よく聞かれるのよねー。ご本山(京都・西本願寺)の研修でもそれが一番の話題でした。
一応「寺院とともに一般社会や日常生活に根差した活動をする門徒」
ということになっているけど、難しいことは住職さんに聞いて下さい。
私は、その時々に、阿弥陀さまに出遇えて良かったと感じ、できるだけのことをさせて頂き、
西願寺さんに集える人の輪を広げていけるようにしたいなぁと思っています。
威徳:それであなたは、西願寺さんの法要・行事にいつもいるのね。なるほど。
ふわーとした感じだけど、あまり堅苦しく考えると長続きしないもんね。
深法:そうそう、続かないよね。
阿弥陀さまの近くでみなさんとお話できることほど、楽しいことはないですよ。
今年は、本堂新築工事の他にコロナの影響もあってお参りの機会が減ってしまったけど、
ホームページやインスタグラム、You tubeで楽しませて頂いています。
来年からは、新しい本堂へお参りしての法話会や行事を楽しみにしています。
【威徳さん、深法さんプロフィール】
鈴木剛、鈴木美由紀(白岡市在住、一応夫婦です)
平成25年7月 本山(京都・西本願寺)で帰敬式を受式。釋威徳(鈴木剛)、釋深法(鈴木美由紀)
《法名を頂き大変感激》
平成27年2月 埼玉組の門徒推進養成連続研修を修了。
平成27年7月 本山で門徒推進員中央教修を修了し、門徒推進員に登録。
門徒推進員だより №2
威徳:西願寺さんの新しい本堂は、お内陣が大きくなり金箔もお荘厳も一新。
阿弥陀さまの前で自然に手が合わさりました。
それに天女の絵と蓮の絵が印象的。新しい門徒式章も蓮の花がモチーフの素敵なデザイン。
式章のデザインは、建設委員会のみなさんで選んだんでしょ。
それから、お参りのみなさんを玄関でお迎えしている「西願寺の蓮」。
あの蓮の飾りを共同作品として作るアイデアはあなたが考えたんでしょう。
深法:御正忌報恩講でご本山をお参りしたとき、門前町のお念珠屋さんに飾ってあったのを初めて見て、
とても印象に残ってました。
新本堂完成の記念に何かできたらいいなぁと思って、お声かけして、一緒に作ることができました。
その後、新聞で見たんだけど、「おかんアート」の一つとして話題になっているものみたい。
「おかんアート」とは、 主に中高年の女性が自宅の装飾用に作る手芸品。
おかんとは、関西弁で母親のことよ。
坊守:そうなんです。お参り頂いた方からも「今、はやっている物ですよね」と、お声かけ頂いています。
威徳:でも、細かな手仕事で、作るのは難しいでしょう。
深法:それが、材料が手に入れば意外に簡単。一つ一つ生地の色や柄を選んで入れていくのが楽しいのよ。
何も入っていない花托は、あまり美しいとは言えないけど、色が入って、何本かそろうと映えてくるの。
私の人生も、いろいろあって、最終的にはお浄土であんな風に
きれいに咲くのかなぁと想像してしまいます。
威徳:さすが、想像力豊かですね。それで、なんまんだぶ言いながら作っていたのね。
深法:何人かの知り合いにプレゼントしたんだけど
「お仏壇にお供えさせてもらいました」とおっしゃる方もいらっしゃいました。
蓮の花托にきれいなちりめんが入っている様子から、
お念仏が詰まっているのが連想されるんじゃないかなぁ。
阿弥陀さまのすごい力が働いているのかもと思ったり。お念仏のご縁を広げるための、
私の小さな活動です。
威徳:あのー、私も共同作品の一部、泥のパーツで参加しているんです。
泥の中から清らかに咲く蓮をイメージできるように、天目模様の花瓶を見つけてきました。
深法:はいはい、わかってますよ。泥の中の栄養があるから蓮はきれいに咲けるんだと言いたいんでしょ。
この作品は、阿弥陀さまと西願寺さんから機会を頂いて、花托を提供して下さった方、
お花を作って下さった方、
花瓶の人、みんなで作り上げたものです。
おおー!!仏教讃歌が聞こえてきた。
『ありがとう ありがとう 日々の暮らしに ありがとうのことば添えて~~♪♪』
尊いご縁をありがとうございました。なんまんだぶ、なんまんだぶ。
門徒推進員だより №3
1月もあっという間に終わりました。コロナも収束する様子もなく、
ご本山での御正忌報恩講も緊急事態宣
言後は対策強化をした中でのおつとめになりました。
今回は坊守に、釋深法さまが、中央研修会に参加した時に交わした会話をまとめたものをくださっていたこ
とを№3に書かせていただきます。
(青字は教修生 黒字は釋深法さま)
🎤お焼香してるって言ってたけれど、炭みたいなもの使ってるの?毎日?あれ高いやん?
「香炭(こうたん)」でしょう?朝だけ使ってます。
1cm×2cmの1番小さいもの。毎日してないと忘れるから。
お寺の法要で突然、お焼香盆回ってくることがあるでしょ?困るやん。
せやな。確かにな。慌てるときあるある。
🎤御文章はどれ読んでるの?好きな御文章?わたし3つくらいなら、読めるんやけど・・・。
1日~31日まで、読む御文章決まっているんですよ。
えつ?!決まっているの?知らんかった。まだまだやな。
🎤ご本山では、毎日「お晨朝」するの?
はい、毎朝、つとまってます。
🎤ご本山では「お夕事」何時から?毎日?
毎日16時からです。10分程度で終わっちゃいます。
知らんかったなー。
是非お参りください。遠くて驚くと思います。
(信長と戦った石山合戦の頃の名残とのいわれがあります)
🎤本堂で「なまんだぶ・なまんだぶ」って言っていたけど、自然に出てくるの?なんで?
初めは勇気を出して唱えてたけど・・・回数ですかねぇ。お育てですかねぇ??
🎤法名シールとか言っていたけど、どんなもの?
お名前シールの名前を、法名にしました。(シールを張ってある携帯しているメジャーを、見せました)
あーこんなのでいいんだ。なるほどー。
せっかくいただいた法名だから、使わないと持ったないし、忘れちゃいますよ。
傘とか、スーツケースとか・・・今回の持ち物のマグカップにも貼っています。
そうそう、おばあさんが亡くなったとき、法名を探すのに苦労したわ。
お寺さんは「あるはずだ」っておしゃるし。これなら見つけやすい。
🎤満足に会話もできない時だからこそ、釋深法さまが研修会でなさった会話が、大切なご縁になっている
ことだと思います(坊守)
社会の中で、すべての人々と手を携えて
共に歩む念仏者であるということに
改めて思いを致し、日々を過ごしてまいりましょう。
【御正忌報恩講 ご門主法話より】
門徒推進員だより №4
映芳(娘):この前、「植物もこっちを見ているんだよ」と教えてくれたでしょ。
あれから鉢植えに見られているような気がして、お世話しないでいるとなんとなく
居心地が悪くなったのよ。最近、鉢植えが元気になった気がする。
威徳(父):それは、鉢植えの植物さんも喜んでいるでしょう。毎日、「おはよう」と話しかけると、
その日によって様子が違って見えてくるよ。
それに、植物は、葉っぱから新鮮な酸素を出したり、水分を出して保湿してくれるの。
部屋の有害物質の吸収もしてくれる。
目が疲れたときは、疲労回復を助けてくれるんだって。
こっちから頼んだわけではないのに、ずーっとそうしたことをしてくれているんだよ。
その調子で、気付いたときには、お世話してあげてね。
言われてみれば、知っているようなことだけど、そこまで考えてお世話していなかったなぁ。
ん?それは阿弥陀さまに似ているね。
阿弥陀さまのお働きも、こちらが気付く前からあったんだものね。
お父さんは、植物にもそれを感じているのね。どうしちゃったの?
威徳(父):以前は、植物は緑色のモノにしか見えなかったんだけど、去年はコロナの影響で在宅勤務が増えたでしょう。
お庭や近所の植物に目が行くようになって、いろいろ感じることがあるの。
今は、木や花は葉を落として、地上の活動をやめて、
地中でじっとエネルギーを蓄えているでしょう。
それを見ると、コロナの時の過ごし方を考えてしまうなぁ。
みんな、ワガシだなぁ。
映芳(娘):和菓子?お父さん、和菓子好きだもんね。
深法(母):「和菓子」じゃなくて「我が師」。最近の口癖よ。
そして、仏教讃歌を鼻歌で歌うのよ。ほら、また歌っている。
威徳(父): ♪ 生かされて生きていこうと、手を合わせ なもあみだ~ぶ~つ~~♪♪(仏教讃歌『生きる』より)
*昨年の西願寺さんの新年会のビンゴゲームで頂いた『オンシジーム』が今年もきれいに咲いてくれました。
坊守:今回は娘さんの「釋映芳」が、初登場!
とても嬉しかったです。
早くコロナが収束し、再会できることを願います。
門徒推進員だより №5
深法さんは日本刺繍を習っていますが、コロナのため教室に行けず、リモート授業を受けています。
威徳:今日のリモート授業は、ずいぶん楽しいそうだったけど、何を話していたの?
深法:そのなのよぉ。今回の作品のテーマで、毎回盛り上がるのよ。今日はこんな感じよ。
先生:あなたの作品は、蓮池と鯉だけど、何か意味があったわよね。毎回教えてもらうけど、
また忘れちゃったわ。ごめんなさいね。
深法:いえいえ。仏教のお話に「二河白道(にがびゃくどう)」というのがあるのですが、
それをとーっても簡単にしたものです。
先生:そうだったわね。「幸せ こいこい」だったかしら。
深法:じゃなくて、阿弥陀如来という仏様が「極楽浄土に向かっておいで」とおっしゃっているので、
「来い」=「鯉」。お釈迦様が「極楽浄土に向かって生きて行くんだよ」とおっしゃっているので、
「行け」=「池」。このふたつを表現しています。
先生:あー、そうだったわ!!じゃあ、あなたはこの作品に取り組んでいるときは、幸せなのね。
きっと極楽に行けるわね。
深法:はい💖とっても満たされた気持ちで刺繍しています。
先生:それはよかったわ。出来上がりが楽しみね。
深法:と、言うやりとりをしてたのよ。ちなみに、この先生の父方のおじいさんは、
石川県の浄土真宗のお寺の住職だったらしいのよねー。
威徳:楽しい先生だね。あなたとの会話を繰り返していると作品が完成する頃には、
「アミダさん こいこい だったかしら?」って言っているのかなぁ。
そういえば法話会も似たところがあるかも。住職さんや布教使さんは、こちらが気付くまで、
繰り返し阿弥陀様のお話をしてくださっているんだから。あーありがたい。なんまんだぶ。
*写真1:西願寺さんの彼岸会で頂いた「二河白道」の絵。リビングの壁にかけています。
*写真2:リビングにかけている「蓮池と鯉」のパネル。
*写真3:深法さんが作成している刺繍の作品「蓮池と鯉」。
坊守:釋威徳さま・釋深法さま
毎回、素敵な会話をありがとうございます。
おふたりの会話に恋(こい)してしまいそうです💖
作成中の「蓮池と鯉」の作品が完成した時は、
この門徒推進員だよりにて、みなさまにご報告させてください。
きっと坊守は、鯉(こい)に恋(こい)してしまうかも💖
門徒推進員だより №6
深法:今回は報告です!
新本堂入仏慶讃法要の写真が、「大乗」4月号の読者フォトのコーナーに載りました!パチパチ\(^o^)/
ところで、威徳さん、「大乗」って何ですか?そもそも何て読むの?
威徳:はいはい。「大乗」はダイジョウと読みます。
本願寺出版社から出ている家族みんなで読める仏教家庭月刊誌、
今風に言えばブディストマガジンです。
内容はもちろんだけど
たまにご縁のある僧侶さんや法友の名前や写真などが登場するので読んでいて楽しいよ。
4月号から新しい企画も始まります。
今回の写真は今年初めに投稿したんだけど、先方からの返信メールに
「何月号になるかはわかりませんが、必ずのせます」と書いてあったの。
おー、さすが本願寺。粋な文章。阿弥陀様からメールもらったような気がしたよ。
深法:あー、だからメールを読みながら、ありがたいありがたい、なんまんだぶって言っていたのね。
今回の大乗は、よい記念になりましたね。私はテンション上がってしまいました。
それに、各地の法友から「見たよ」とか「紙面で再会うれしいよ」など連絡頂いてうれしかったです。
入仏法要の感激を多くの人と分かち合えてよかったですよね。
威徳:大乗は表紙の写真も楽しみ。京都の本山や大谷本廟の季節感ある見所を載せてくれるの。
4月号は、大谷本廟の噴水に浮かぶ桜。今は、本山にお参りするのは難しいから、
これを見ながら心は京都に行っています。
深法:京都かぁ~。ご本山の知る人ぞ知る撮影スポットが目に浮かぶわ。
京都タワーの写真は、
タワーを蠟燭に、
下の丸い建物は燭台に見立てて
写真が撮影できるスポット。
(法友が教えてくれた情報)
威徳:2023年には、親鸞聖人御誕生850年の法要に、
西願寺のみなさんと団体参拝できることを楽しみにしています。
そのときは、京都の居酒屋にも行けるといいなぁ。
坊守:わたしも団体参拝を、とても楽しみにしています。
居酒屋も!
深法:私は、京都桂の竹の子料理と竹の子ご飯がいいわ。大谷本廟「菜の花」の湯葉丼。
祇園「鍵善」の葛きり。
「いもぼう」の海老芋。「いづう」の鯖ずしもおいしいのよねー・・・。
いろいろあって決めるのが大変大変。なんまんだぶ。
坊守:釋威徳さま 釋深法さま
門信推進員だより№6 ありがとうございます。
また、「大乗 ダイジョウ」に投稿をしていただいたこと、とても感謝しています。
「大乗」が西願寺に届き、拝見した時は嬉しくて、嬉しくて
記事になっていることに、感動しました。
そして、なりよりも、威徳さまのお気持ちが記事から伝わってきた途端
「あー」と涙が出てきました。
お念仏に出逢えた喜び
西願寺の原点を思い出すことができました。
コロナ禍の今、心が不安になることもあります。
是非、お寺にお参りしていただけたら幸いと考えています。
「ようこそ ようこそ 西願寺(サイガンジ)へ」
門徒推進員だより №7
威徳:5月号の坊守日記は、お花畑みたいで華やかだったね。
春になって咲いたお花たちが坊守さんに話かけたんだね。
坊守:威徳さま、ありがとうございます。
お花たちは、いつも微笑んでいてくれているので、心が優しくなれます。
深法:私もバラの生命力に感激しているの。去年の秋に花瓶に活けたバラの花。
お花が終わったあとも、葉が元気そうだったから、そのままお世話していたら、根が出てきて、
今は新芽が伸びています。さし木したのは初めてだけど、お花咲くかな?命のつながりって不思議ね。
坊守:深法さまと「バラの生命力」のお話しをしてから、
バラの挿し木をしてみて~と、いただいたので、坊守もトライしています。
まずは、新芽が出てきたら、成功かしら。成長が楽しみです。
威徳:4月15日に親鸞聖人御誕生850年法要記念の愛唱歌『みんな花になれ』が、発表されたね。
この歌もお花がテーマ。歌詞の公募には、全国から1262点の応募があったんだって。
審査委員長はシンガーソングライターの加藤登紀子さんで、作曲も加藤さん。
ご本山・御影堂であった発表会はYouTubeで見たけど、加藤さんの歌とコーラスで愛唱歌が披露されてたよ。
御影堂での愛唱歌発表会は、とても荘厳で印象的でした。
作詞した山口さんは、「子どもも大人も歌いやすい歌詞になるようにしました。
世代を超えて皆さんに親しんで頂きたい。」と話していたよ。
深法:楽譜やCDが出たら、さいがんじ寺友クラブの皆さんと、
2023年の法要に向けて愛唱歌『みんな花になれ』を練習したいね。
坊守:はい、西願寺の本堂で、歌いましょう。
大きな声で。
威徳:“♪あなたが笑うと花になる♫~~”ということは、僕が笑っても花なのかぁ。
どくだみってところかな、まぁ、いいか(+_+)
深法:あのさー、どくだみと比べてどうするのよ。
仏教讃歌なんだから、自分の目ではなく、阿弥陀さまの目から見える世界をイメージしなきゃ。
“♪あなたが笑うと花になる♫~~”と言っているのは阿弥陀さま。すべてのいのちが輝いている花なのよ。
威徳:なるほど。自分の価値観でいい花やきれいな花を考えていました。
うん、歌のイメージがふくらんできたぞ。阿弥陀さまに向かってお念仏するイメージで歌ったらいいね。
“♪笑顔いっぱい咲かそうよ♫~~” なんまんだぶなんまんだぶ(*^-^*)
深法:そうよ、そうよ。阿弥陀さまのことは阿弥陀さまのお心で感じなくっちゃ。
あーありがたやのなんまんだぶ。すべておまかせ南無阿弥陀佛(^人^)
(注)ここでは歌詞全文や曲の紹介はできませんが、
ご興味のある方は本願寺のホームページやYouTubeをご覧下さい。
坊守:威徳さま、深法さま
門徒推進員だより№7ありがとうございました。
『みんな花になれ』とても素敵な歌詞です。
【本願寺新報】には、山口タオ(童話作家)さんより
花も笑顔も世の中を美しく、元気にしてくれる。
そして、花や笑顔には年齢、性別、人種などによる
゛壁゛はない。だからこの歌は子供たちだけではなく
世代を超えてさまざまな人たちに歌ってもらいたい」と願う。
と書いてありました。
住職の歌声は最高です。
カラオケ大好き。
みなさまとご一緒に
『みんな花になれ』
楽しみにしています。
門徒推進員だより №8
門徒推進員だより№5にて、ご紹介させていただいた
釋深法さまが作成している刺繍の作品「蓮池と鯉」。
昨日、西願寺新聞「響流」の発送作業のお手伝いに来た時に、
「完成しました」とお寺でお披露目してくださいました。
日本刺繍という蚕の繭から作られる絹の糸で刺繍した作品に、
お手伝いしてくださったご門徒さまの反応は
「すごいね、綺麗だね、鯉の鱗が細かい、流れる水の動くがあるのが素敵・・・」
お寺ではなく、美術館にいるような雰囲気になりました。
一針一針、さす姿を思い浮かべると、貴重な作品をみせていただいたことに
深く感謝いたします。釋深法さまありがとうございました🌼
坊守:あ!釋威徳さま・釋深法さま
「額」を、探しに行きます。とお話ししていましたが
お似合いの「額」は見つかりましたか?
門徒推進員だより №9
深法:額、見つけました。みなさんにほめて頂いてうれしかったです。ありがとうございます。
先生に「作品から作者の気持ちが湧き出てくるのよ」と教えて頂きました。
楽しく作ったから、それも出ていたかしら・・。
威徳:「池の鯉」を見るたびに、「行け~!!(お釈迦さま)」「来い~!!(阿弥陀さま)」を
思い出してしまいますなぁ。
そして、住職さんが二河白道のご法話でお話された「阿弥陀さまは、来い~とだけ言っているのではなく、
私のところに来て一緒に歩んで下さるんですよ」ということ。ありがたいありがたい。
深法:なんまんだぶなんまんだぶ。他にも、お寺の中には作品にしてみたい図柄がいっぱい。それもそのはず。
お茶や雅楽と同じで、刺繍も仏教と共に日本にやってきたそうです。
威徳:大きな法要の時には、住職さんが着ている七条袈裟やお内陣にかけられている打敷にも刺繍があるね。
深法:そうなのそうなの。報恩講の時の七条袈裟に「正倉院裂(しょうそういんきれ)」の孔雀に似た柄があって、
「あの鳥さんの柄を刺してみたいなー」とか思いながら見ているのよ。
住職さんは、背中に熱い視線を感じていたりして・・・
威徳:そんなこと考えいるの?僕は単純だから図柄に興味が向くなぁ。
仏教に関係するからインドや中国にも同じような図柄があるのかなとか、
昔々の奈良時代・平安時代にもこの柄はあったんだろうなぁとか、いろいろ空想してしまいます。
深法:きっとこれも阿弥陀パワーよ。
ひとりひとりの興味に応じてお寺で楽しめるように、阿弥陀さまが考えてくれていると思うんだー。
お寺にあるもの、お経に関係するものには、すごい力があるのよ。
威徳:深法さんのいつもの阿弥陀ワールドが広がり始めちゃったみたいだ。当分、現実世界に戻ってこないなぁ。
今はスピードや効率を求められることが多いから、一針一針楽しみながら刺繍していると心穏やかに過ごせるね。
次の作品「芙蓉の花」の布張り、下絵もできたようなので、どうぞお楽しみください。
なんまんだぶなんまんだぶ。
坊守:素敵な作品(楽しみながら作られたご様子を感じました)から、たくさんのことを学び、
作品が完成した喜びをご一緒させていただけたこと、ありがとうございました。
「いつもの阿弥陀ワールド」を、釋深法さまのキーワードとして覚えさせていただきます。
住職の「七條袈裟」の柄、拝見していただけるようにご用意しておきます。
また、住職が背中で視線を感じていたか?は、次回の№10にて、お答えさせていただきます。
門徒推進員だより №10
威徳:4月から浄書の会に参加
させて頂いているけど、とても良い時間を過ごせるね。
深法:どんなところが良いの?
威徳:浄書の会は、お勤めと住職さんのご法話で始まり、そのあと、とにかく静かなの。
普段の生活で、一時間も音もなく静かにしていることないでしょう。
その中で、聖典をゆっくりと浄書していると心が落ち着きます。
それに、不思議と眠くもならないの。
深法:なるほど。普通なら、人が3人以上集まれば賑やかなおしゃべりが始まるものね。
そういえば、他の人と違うものを書いていたようだけど、何を浄書していたの
威徳:蓮如さまの「白骨の御文章」。
あなたのお父さんのご葬儀で初めて聞いて心に残っていて、一度書いてみたかったの。
深法:ご葬儀のときに聞くと特に迫力あるのは分かるわ。
私にとっての恩徳讃と同じようなものね。
“身を粉にしても・・・♫”、
“ほねをくだきても・・・♫”を初めて聞いたときは“えっ~~!!”と思ったわ。
でも、今では、毎回、楽しく歌っているわ。
威徳:「白骨の御文章」は、2回で書き終わったから、今は、住職さんが紹介してくださった
「書いて作る勤行聖典-正信偈-」を書いています。字が大きくて、とても書きやすいです。
完成するとお経本として製本して、お勤めに使えるようになるから、楽しみ楽しみ。全部で16ページあって、
1回に1ページのペースだから完成するのは来年かな。
深法:最近は、字を手書きすることも減って、ゆっくり文字と向き合う時間も無いわよね。
でも、めずらしく気が長いのね。
威徳:いままでは、仕事や勉強で、いつも期限に追われていたけど、浄書には期限がないからね。
ストレスフリーを喜んでいます。阿弥陀さま、静かな時間をありがとうございます。
深法:そうね。今の世の中、せかされることが多いから、月に一度くらいは、静かな時間を持つことは大切ね。
人と自由に会っておしゃべりできないマスクの時代でも、これならいけるかな。
やっぱり、阿弥陀さまは、ひとりひとり、それぞれが楽しめる時間をご用意くださっているようね。
さすがだわ。なんまんだぶ なんまんだぶ。
坊守:「浄書の会」に毎回おふたりで参加していただき、ありがとうございます。
「浄書の会」は、西願寺のご門徒さま以外の方(他宗・ご近所・ご門徒さまのお友達・・・)も
参加してくださっています。
釋威徳さまの 「書いて作る勤行聖典-正信偈-」の完成(1年あと)が
とても楽しみです。
完成したら、また、みなさまにご報告してください。
お待ちしています。
№9から 住職からの答えは
「いつも、背中でご門徒さまのからの視線を感じています。
良い、緊張感をもってお勤めさせていただいてます」
夏場はその理由からか、汗だくの住職です💦
門徒推進員だより №11
深法:「西願寺の蓮の花」が暑さと湿度で曲がっていたけど、
坊守さんが針金を使ってうまくメンテナンスして下さったわよ。
しゃんとした立ち姿に戻っているわ。
威徳:それは良かった。最近の気候は、植物だけでなくドライフラワーにも厳しいんだね。
うちの鉢植えの植物も、暑さと直射日光でしおれてしまったものね。
土をほぐして日陰において、ようやく元気回復したかな。
深法:そう。なんでも日頃のメンテナンスが大切よ。そのためには、日々の観察も大切よ。
威徳:このところの暑さで人間もバテバテ。メンテナンスがいるね。
深法:もちろん。身体は目に見えるけど、心は見えないでしょう。
特に、心のメンテナンスには気をつけないといけないと思うんだぁ。
心がかたいと発想もカチカチ、発言もトゲトゲしてくるからねぇ。
威徳:深法さんは、心のメンテナンスどうしているの。
深法:お寺にお参りして阿弥陀さまのお話を聞くこと。
疲れたり固くなったりした心が柔らかくなるの。
お寺のお仕事のお手伝いをさせて頂くのもいいかな。
「楽しくないとお寺じゃない!!」と、坊守さんがよく言われるでしょ。
今は、10月に予定されている新本堂庫裏落慶法要を楽しみにしているの。
人生で一度遇えるかどうかの法要でしょう。もうワクワクよ。
威徳:なるほど。そういう風に感じているのか。
あなたの心にはいつも阿弥陀さま。それが深法さんの心のメンテナンスの秘訣だね。
世の中は、人との付き合い、お金のこと、仕事のこと、健康のことなど...
ストレスのもとが尽きないし。僕も、心のメンテナスを見習いまーす。
深法:威徳さんも、心がカチカチにならないように、
西願寺さんの法話会で、心のメンテナンスをして下さい。
だから、「ほのぼの法話会」と言うのだと思うわ。住職さん、坊守さん、いつもありがとうございます。
威徳:今年の盂蘭盆会法要は、緊急事態宣言の中だったけど、
住職さんと坊守さんのダブルご法話ありがたかったです。
和顔愛語(わげんあいご)、幸せのおすそ分けで心がほぐれました。なんまんだぶ。
深法:心いっぱいに「楽しい、うれしい、ありがたい」をいただいて、
フワフワのお布団みたいになっちゃったわ。なんまんだぶ。
坊守:素敵なお写真をアップしていただきありがとうございます。
とても、癒されます!(^^)!
み仏に抱かれているわたしたちです。
悲しい事ばかりが「お寺」ではありません。
楽しい「お寺」の時も必要です。
悲しいことも嬉しいことも楽しいことも・・・なんでも
お寺で分かち遇えることが坊守の願いです。
ようこそ、ようこそ西願寺へ
門徒推進員だより №12
威徳:本願寺新報に連研(門徒推進員養成連続研修会)のすすめの教材の記事が載っているよ。
補助教材としてDVD「れんけんに行ってみよう!」が全国の教務所に配付されるそうだよ。
あのDVDだよね。私たちが出ている・・・。
深法:あー、あれね。1年前だっだよね。
ご本山の門信徒教化部の方に、「連研PRの動画を1分くらいで作ってくれない?」とのご依頼を受けたやつ。
気軽にお受けしたものの、難しかったよね。
一度送ったものの、「言いたいことは分かるけど、表情硬すぎ」って、
アドバイスを頂いて、全部で15回くらい撮ったよね。
「好きにやって」と言ってくださったけど、何もないところから、
伝えたいことを言葉で表現するのって難しかったなぁ。このページの原稿を作るのも、何度も書き直すものね。
ご法話を考える僧侶さんは、すごいなーと改めて思いました。
威徳:あのね、深法さん。私たちの動画は二人で1分。ご法話は、もっと長いんだから、次元が違うよ。
それと、私たちが連研に行ったのは、住職さんが勧めて下さったから。
それがご縁となって、今回、ご本山のDVDに出させて頂いたんだから、ありがたいことだね。なんまんだぶ。
坊守:とても緊張なさっていることが、DVDからも伝わってきました。
西願寺のアイドルがテレビに映ったように
登場シーンにに拍手、終わったら拍手をしていまいました👏👏
深法:確かに・・・。私たちの部分は別として、とてもステキな内容のDVDになったね。
これを見て、連研や中央教修に行きたい‼、と思って下さる方が出てきたらいいね。
威徳:自分が連研に参加しているときは、なんとなく流れていっていたけど、
今回のDVDの解説や出演者の話を聞いて、
「そういうことだったのかぁ」と思うことがいろいろありました。
お焼香の作法、お勤めの仕方、金封の書き方から始まって、お念仏のある生活とは・・・。
深法:これから参加する人には、連研のイメージを持って頂くのに役立つと思うわ。
それに、既に参加された方にも、もう一度連研のことを思い出して頂けるんじゃないかしら。
そのときは分からないことでも、時間がたってから分かることってあるでしょ。
よく「仏法にであったら、むなしく過ぎる人生がなくなる」というご法話を聞くでしょ。
過去の出来事は変わらないけど、意味がガラッと変わるという、あれよ。
威徳:そう言われると、普段は、今のことで喜んだり怒ったり、先のことを心配したりが多いかな。
振り返って、ものごとを考えることはあまりないね。昨日の夕飯が何だったかも覚えてないや。
深法:そんな細かいことはいいの。DVDにあった「生き方」、「仏さまに聞く」いうことよ。
きっといろいろなことが見えてくると思うなぁ。
ご葬儀のときはもちろん、普段のご法事や法要のときも大切な機会よ。
威徳:いつもは、いろんなことに追われるように暮らしているから、
お寺にお参りしたときは、静かにご法話を聞くようにしたいね。
深法:このDVDは、「これから連研を」と思う人はもちろん、いろいろな人に見て頂けたらいいなぁ。
仏さまやお寺についてのヒントが、いっぱいあったように思うの。
今はコロナで連研もお休みしているところが多いようだけど、
せっかくのDVDを見て頂けないともったいないなぁ。
門信徒教化部の回し者のように、阿弥陀パワーで宣伝しちゃおうかな。
なんまんだぶ なんまんだぶ。
住職:まずは、コロナが終息し、安心して「連研」が早く開催されるよう!望みます。
門徒推進員だより №13
(西願寺本堂庫裏落成慶讃法要特集)
坊守:前日の様子
威徳:10月10日、西願寺本堂庫裏落慶法要。ありがたいご法縁だったなぁ~。
いろいろなシーンが思い出されて、忘れられない法要になりました。
深法:落慶法要はめったに遇える法要じゃないよね。
住職さんも坊守さんも初めてとおっしゃっていたし、
お手伝いされた建設委員会のみなさんもご苦労されたと思います。
その分、思い出深い法要になりました。ところで、どんなシーンを思い出すの?
威徳:まず、法要の前に、本堂前のテント席、法要の立て看板、玄関に飾られたお祝いのお花を見て、
「あ~、いよいよ落慶法要だぁ~」と思いました。お天気も良くて、うれしかったなぁ。
深法:コロナの影響もあって、法要の日程、法要の規模や内容をいろいろ悩みながら準備を進めてきたからね。
威徳:そして達書の伝達。達書は、ご本山からのお祝いのお手紙でしょ。
教務所長さんが手紙の宛先として「住職、門信徒御中」と読んで下さったときは、感激しました。
深法:教務所長さんが、達書の文面がみんなに見えるように、こちら側にむけてぐるっと見せて下さったわね。
私の席からは遠くてよく見えなかったけど、心は、京都の御影堂にいる気分でした。
威徳:“か~ん、か~ん、・・・・”。
今回の法要に合わせて新調された喚鐘が鳴らされたとき。
喚鐘の音は、あのとき初めて聞いたけど、いい音だったなぁ。
僕には「なもあみだぶつ」に聞こえたよ。
深法:あら、ロマンチックね。とても澄んだ音で、外にいてもよく聞こえたね。
深法:あっ!ホンマやわ。「南無阿弥陀佛」って書いてあるわ。
威徳:コロナ対策にまだまだ気を使う時期だけど、築地本願寺から教務所長さん、
埼玉組から多くの僧侶さん、福井県から来て下さったご講師さん
それと門信徒のみなさん。多くの方に参拝頂いて、ご一緒に正信偈をお勤めしているときは、
御同行と大乗の船に乗っている気分でした。
深法:それにご近所のみなさんのご理解とご協力、駐車場やバスの関係などでご協力頂いた方もいるわね。
ありがたいことです。なんと言っても、全ての準備、
段取りをして下さった住職さんと坊守さんには、頭が下がる思い。感謝感謝。
屋外の参拝席や様々な品物の手配は、案作りから業者さんとの交渉など、本当に大変なこと。
ありがとうございました。法要の中で聞かせて頂いた、布教所開設からの西願寺の歴史は心にしみました。
これからも、心のよりどころとして西願寺を大切にしていきたいと、改めて思ったわ。
威徳:さすが、深法さん。とかく経済が優先されがちな世の中だけど、心のよりどころは大切だよね。
僕も同感。今回の落慶法要は、親鸞聖人御誕生850年のお待受け法要もあわせて厳修されたね。
次の大きな法要は2023年かぁ。頂いたマグネットを、良く見えるところに貼っとこうっと。
深法:記念品も坊守さんがいろいろと考えて下さったわね。
「アミダ様切手」は誰に送ろうかなぁ。受け取った人の反応が楽しみだわ。
深法&威徳:住職さん、坊守さん、寺族のみなさん、尊いご縁をありがとうございました。
これからも、西願寺さんと共に、お念仏の道を歩ませて頂きます。
なんまんだぶ、なんまんだぶ。
寺族一同:「ありがとうございました」
住職・坊守:建設委員会の皆さま「お疲れさまでした」
門徒推進員だより №14
威徳:深法さん、あなたの共命鳥(ぐみょうちょう)さんがついに西願寺さんに飛んで行ったね。
坊守:はーい
西願寺に飛んで来ました~
深法:住職さん坊守さんが、「きれいですね」と言って下さって嬉しかったわ。
阿弥陀経でお浄土にいる鳥として共命鳥を知ってからずっと、なぜか気になる大切にしていたい鳥なのよ。
今回、自分なりに形にできて良かった。
威徳:共命鳥というと、一方の頭が、もう一つの頭の勝手な行いに怒って毒を食べさせた結果、
両方とも死んでしまう話を聞くけど、深法さんはどんなイメージを持っているの?
深法:それは、現実の世の中にいそうな黒い共命鳥ね。その話から気づかされることもあるけど、
私の共命鳥さんは、お浄土にいる鳥さん。一つの頭は私で、もう一つの頭は、気の合う人だったり、
苦手な人だったり、外国人だったり、私の暮らす社会だったり、外国だったり。
あるときには、自然だったり、 地球だったり。
そして、みんなが同じ命を共に生きている美しい姿。共命鳥さんは、それを表しているシンボルよ。
私が、自分勝手な考えをしていると、もう一方の存在に気づかせてくれるの。
私にとっては、阿弥陀様からのメッセージかな。
威徳:それに、きれいなものを見ていると心も落ち着くからね。
だから、いつも楽しそうに作っているんだね。今回のつまみ細工の作品は、色や形をいろいろ考えていたね。
深法:色選びが一番難しかったかな。でも、考えているときが楽しいのよ。
そして、共命鳥さんを見た人が喜んでくれると、阿弥陀様のメッセージを一緒に喜んでいる感じになるの。
威徳:共命鳥さんの飾り方もいろいろ考えていたね。
深法:クリップで止めたり、マグネットではったりはもちろん、今回の新作はブローチ。
鳥さんだから、飛び方も自由自在。仏法広まれ~~よ。
威徳:あなたの話を聞いていると、共命鳥さんには、阿弥陀様の願いが表されているように思えてくるね。
あなたにとっては、仏像みたいな感じだね。
深法:そうよ、阿弥陀様の鳥だもの。阿弥陀パワーが一杯の空飛ぶ仏旗みたいなものよ.
なんまんだぶ、なんまんだぶ。
門徒推進員だより №15
威徳:“倶会一処(くえいっしょ)”。寺友カレンダー、12月のことばは坊守さんからのメッセージだね。
深法:12月の坊守日記、“また、お浄土でお会いしましょう”のことね。
私も熊原先生のように、法友とは「またお浄土でね」と会話したくなったわ。
威徳:深法さんがそんな会話している姿が目に浮かぶ・・・。
漢字の“倶会一処”はちょっと固いイメージだけど、“また、お浄土でお会いしましょう”はそのままだからね。
阿弥陀さまのありがたさ。心で感じる世界が広がるね。
深法:“倶会一処”といえば、私は疑似体験を思い出すわ。
以前、ご本山の御正忌報恩講にお参りして総会所でご法話を待っていると、
中央教修や連研、ご法座などでご縁のあった方々から、“あら、こんにちは。お久しぶりね。”と声をかけられたの。
阿弥陀さまの前で、いろんな人に次々会えて、またお浄土で会うというのは、
こんな感じなんだろうなぁと思ったのよ。
威徳:僕が思い出すのは、御影堂であなたのバイオリンの先生やいとこにお会いしたとき。
それはそれは、驚きました。
深法:あのときは私も、まさかここで会うとはと感じたけど、
これも阿弥陀さまのお手回しと思うと、“倶会一処”ってこんな感じかなと思えてきたの。
それに、ある人が「お寺参りはお浄土参りの練習みたいなもの」と教えてくれたのが分かるような気がする。
威徳:お寺には、自分で都合をつけてお参りしているつもりでも、大きな力が働いているんだろうね。
深法:きっと、それが阿弥陀パワーよ。御影堂で目にしたいろいろな集いを思い出すわ。
威徳:今月のカレンダーの絵は、お地蔵さまとワンちゃんが向かい合っているでしょう。
すべてのいのちが救いの対象という感じでいいよね。
外でみるワンちゃん、ネコちゃん、鳥さんの見方も変わるなぁ。みんな同じいのち。
深法:それも、寺友カレンダーを通した阿弥陀さまのお働きね。
寺友カレンダーは、毎月、言葉も絵も考えさせられるわね。
威徳:リビングに、み教えの掲示板があるのと同じだね。
来年のカレンダーでは、どんなみ教えに遇えるのかなぁ。
楽しみだなぁ。なんまんだぶ なんまんだぶ。
坊守:来年のカレンダーの表紙です。
わたしも「さいがんじ寺友クラブ」の会員の皆さまとご一緒に
毎月、み教えのお味愛をしたいと思います。
来週中には、各ご家庭に届きます。
釋威徳さま・釋深法さまへ
毎月毎月、門徒推進員だよりの原稿を書き、お寺のパソコンに送信していただき
ありがとうございました。
また、12月は「倶会一処」という言葉で、今年最後の門徒推進員だよりを締めくくってくださり
本当に、門徒推進員のおふたりに感謝しています。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。