坊守日記(7月) 【更新7月3日】
坊守日記(7月)
こんにちは。毎日毎日暑く、エアコンをつけずにはいられない日が続いています。
今日は、朝からしとしとと、雨が降っているので太陽がギラギラしていないぶん過ごしやすいです。
実は毎日、お寺の掲示板付近に「みみず」の死骸をたくさん見つけます。
その話を住職に話すと「朝、散歩をしていると色々な場所で見かけるよ」と、教えてくれました。
坊守も気にしながら、道路を見るようにしたら、なんと住職の言うように「みみず」の死骸がたくさん・・・
それもカラカラになった「みみず」です。
坊守「かわいそうに、温暖化で土の中が暑く、外に出てみたら、
それ以上に熱くアスファルトの上で死んでしまうのネ」
娘は現在「東京仏教学院」で浄土真宗の教えや勤行を学んでいるからか、こんな質問を住職にしました。
娘 「みみずも死んだら、お浄土に往(行)くの?」
住職「そうだよ、命あるものみんなだよ」
娘 「そうなんだ」
坊守は、住職が嬉しそうに答えていた顔の方が気になりました((笑))そして、その後に発言した
坊守「ねえ、乾いたみみずを水に漬けてあげたら、生き帰ったりして」
住職「えっ」
娘 「はぁ、ママ、大丈夫・・」
坊守「干しシイタケのように、原型に戻れたら善いのに、そう思わない??」
娘 「やめなさい」
どちらが親なのかわからない立場になり
坊守「はい」と返事をして、この会話は終わりました。
『手のひらを太陽に』
ぼくらはみんな 生きている
生きているから 歌うんだ
ぼくらはみんな 生きている
生きているから かなしいんだ
手のひらを太陽に すかしてみれば
まっかに流れる ぼくの血潮(ちしお)
ミミズだって オケラだって アメンボだって
みんな みんな生きているんだ
友だちなんだ
この童謡は、名曲ドリフターズの「いい湯だな」を作られた「いずみたく」さん、アンパンまんの
「やなせたかし」さんが、作詞した童謡です。住職が娘に答えた「命あるものみんなだよ」と「みみず」が、
重なって歌と曲になって、坊守の耳に聞こえてきましたので、ご紹介します。
厳しい暑さこれからが本番です。くれぐれもご自愛ください。