坊守日記(12月)【更新12月1日】

2024年10月01日(火)  14:44

坊守日記(10月)

kanako.jpg今日(9月23日・お彼岸お中日の次の日)です。

急に涼しくなり、暑い中で、汗をかきながら、気合でしていた掃除や洗濯が、少しやる気も

失せてしまうような1日です。何事も徐々にお願いしたいと思ってしまうのは、坊守だけでしょうか?

 先日のお彼岸会では、緊張の講師を勤めさせていただきました。前日の晩から、ソワソワと

落ち着つきがなくなり、寝ていても何度も目が覚めたり、当日も法衣に着替えたら、ドキドキと

手に汗と相変わらずの坊守でした(笑)お参りしていただいた皆さま、ようこそ、ようこそ、

            ありがとうございました。

 ご法話の講題は「仏の子」、その講題に合わせてご紹介させていただいた

       『われらは  ほとけのこどもなり  うれしいときも  

                   かなしいときも みおやのそでに  すがりなん』 

       『われらは  ほとけのこどもなり  おさないときも  

                   おいたるときも みおやにかわらず  つかえなん』    

                                   ※みおや=仏さま

   参拝画像.jpgれは仏教聖歌の中にある「仏の子ども」という歌です。

仏さまは私たちの起きている時も、寝ている時も、良い事をしている時も、悪いことをしている時も、

忘れてしまっている時も、いつでもどこでもどんな時にでも、私たちを見守っていて下さいます。

私たちは時々仏さまを拝みます。 でも、仏さまはいつでもどこでも私たちを見ていて下さいます。

子どもの時にだけでなく、大人になっても、よぼよぼになっても、寝たきりになっても、いつでもどこでも

だれでもです。こんなにありがたい、こんなに心強い、こんなにうれしい、こんなに幸せなことはないと思い、

ご紹介させていただきました。

 この世の縁が尽きた時、お浄土の世界へと生まれ、仏さまになります。それが「浄土真宗」といいます。

いつも、私たちは「なもあみだぶつ・なもあみだぶつ」とたくさんのご先祖さまや先立たれた皆さまを偲びます。

だからこそ、この私は、ほとけの子どもなのです。と、緊張気味の坊守は、原稿を用意していましたが、

その原稿通りにはお話することができませんでしたが、無事に終わりました。

 茶話会では、坊守が台所の生ごみを、冷蔵庫に入れようとしたお話に「え~ヤバい」と驚かれながらも、

「他のことを考えていたからよ~まだ、大丈夫、大丈夫」と、優しいお言葉をかけていただきました。

実は、冷蔵庫の前に立つ坊守は、結構、マジ!大丈夫か?若者風に言って、寒気と老いを感じてしまいました。

これからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

 

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