坊守日記(10月)【更新10月1日】
蓮の花が、今日も №3
諸行無常(しょぎょうむじょう)
今日の朝(6:00)です。
先ほど(11:00)
咲いた咲いたと喜んだ心が、このまま、綺麗だから、このまま、咲いていてほしいと考えている坊守の耳に
「頑張ったね~暑いから、疲れたよね~」と声をかける女性の声が聞こえてきました。
「諸行無常」仏教の真理のひとつ
「祇園精舎ぎおんしょうじゃの鐘の声、諸行無常の響きあり」
『平家へいけ物語』の語り出しの有名な一句です。
インドの祇園精舎には無常堂があり、その四隅の軒のきにさげられている鐘は、
修行僧が命を終わろうとするとき「諸行無常」の四句の偈げを響かせ、
僧を極楽浄土へ導いたといいます。
このように、諸行無常は人生のはかなさ、生命のもろさ、そしてときには死を意味する言葉として、
日本人になじみの深い語句となっています。
しかし、本来、諸行無常とは、この世のものはたえまなく変化し続けているという事実を、
ありのままに述べたもので、仏教の真理の一つなのです。
人が死ぬのも無常ですが、生まれるのも無常、成長するのも無常だというのです。
不幸な人が幸福に恵まれるのも無常なのです。
万物ばんぶつは流転るてんしています。だからこそ、努力するのであり、
一刻一刻が貴重なのであり、限りある命を大切にするのです。
けっして、「無情」ではありませんぞ。
本願寺出版社「くらしの仏教語豆事典」より転載
坊守は「諸行無常」だからね!と聞こえ、
そうです そうです
気づくことができました( ´∀` )