坊守日記(12月)【更新12月1日】
坊守日記(10月)
朝晩は急に寒くなり、暑い夏が終わりに近づき、「1番体の不調を感じる」時期です。
どうかお体ご自愛下さい。
10月で30年を迎えさせていただきます。
10月10日には、一生に一度、迎えさせていただくことがあるか?ないか?の大事業
「西願寺本堂庫裏落成慶讃法要」を多くの皆さまとお祝いさせていただきます。
お寺にお嫁には行かない!と、思っていたわたしと偶然にも出逢った方は、
お寺の息子さん=(住職)でした。
佐賀県伊万里市に実家のある住職を両親に紹介をした時、父は緊張していたのか「河津佳奈子の父です」
と、大きな声で挨拶をしたこと、母は佐賀県のお寺にお嫁に行くことを想像したからか
「遠いから・・」と涙ぐんでしまったこと、昔のことなのに、今も鮮明に覚えています。
遠い佐賀県から父母と総代さんが、ご挨拶に来た時は両親4人が笑顔で総代さんの立派だったことに
「坊守」になることを決心しました。
決心してから30年の節目を、西願寺の坊守としてお迎えできること、毎日、
阿弥陀さまに「ありがとうございます」と、手を合わさせていただいています。
30年の間に、父(ふたり)母(ひとり)はお浄土に
人は去ってもその人の言葉は残る
人は去ってもその人の優しさは残る
人は去ってもその人の温もりは残る
合わせる手の中にその人は還ってくる
「倶会一処(くえいっしょ)」ともに一つのところに集う!
お浄土で再び出逢うことを約束されています。
浄土真宗本願寺派 西願寺の坊守にさせていただいているお陰で、聞かさせていただける私がいます。
合掌