坊守日記(12月)【更新12月1日】
坊守日記(4月)
なぜか毎年、桜が咲き始めると寒が戻り、暖房の復活、また、今年は雨の日も多くなり「桜雨(さくらあめ)」
という言葉がぴったりです。広辞苑には、桜雨とは、桜の花咲く頃の雨の意味になっています。
西願寺白岡墓苑(白岡市)の「春の彼岸法要」に参拝してくださったYさまから「毎日、お墓参りに来ています」
とお話しを聞きました。坊守が、お彼岸前にお掃除に行ったときに「Y家のお墓の刻まれた字に砂がないことに
気がつき、お墓参りに来たばかりかな~」と考えたことを思い出しました。綺麗だった理由がわかりました。
「毎日、お墓参りに来ています」と話しをしたり、文にしたりすることは簡単ですが、
2月に建立・納骨法要をされてから、片道、車で20~30分。お彼岸にかけては、寒い日もありました。
白岡墓苑は風が吹き抜けることが多く、北風にあおられたのでは・・と色々な状況を考えただけで
「Yさま、凄い!」と、頭が下がりました。
また、「お墓参りをして気がついたことがありましたら、教えてください」と頼みましたら、
後日、「当たり前と思っていたことが、当たり前ではないことに気がつきました」と、
また、「亡くなられたお父さん(ご主人)のおかげです」とも、お話ししてくださいました。
偶然、前日のお寺ヨガで住職からいただいたご法話にも
WBCで優勝した日本の選手がインタビューで話した言葉は「優勝するのは当たり前」ではなく「〇〇のおかげで」
「〇〇の応援のおかげで」・・・と、感謝をする気持ち「ありがとうございます」と、自分ひとりではなく、
選手たちだけでもなく、優勝したのではないことを聞かせていただきました。
そして、娘の結婚をご報告を西願寺だより「響流」させていただいておりますが、新郎側のご親族が、
浄土真宗本願寺派「築地本願寺」で挙式をすることに、まずは理解をしていただけなかったら、
実現することはありませんでした。本当に理解していただいたことに感謝しています。
新郎のお母さまからは、お寺での結婚式に参列するのは初めてですので、不手際があるかも・・と、
ご連絡をいただきました。きっと、ご両親が「代表焼香」を心配されていること、重々、感じました。
新郎新婦が本堂の赤い毛氈を歩いてくると、蓮の花びらの形をした綺麗な色紙がたくさん天井から降ってくる
シーンは、とても、感動の仏前結婚式でした。お寺で拍手のできる「法要」は、素敵でした。皆さまのおかげです。
最後に帰省している息子が、昼ご飯を考えずに食べれることを、「あ~幸せだな~南無阿弥陀仏」
一人暮らしが役に立っていると思う坊守でした(笑)