坊守日記(12月)【更新12月1日】
坊守日記(2月)
春先のように暖かい1日だったり、灰色の雲に変わり、今にも雪でも降ってきそうな寒~い1日になったりと、この大きな気温差をわたしに教えてくれるのは、本堂前にいる「めだか」です。寒い日は、鉢の底で、動くこともせずにじっと。暖かい日は、足音がすると、鉢の底から上がってきてくれます。頭が良いなーと関心してします。どうぞお参りの際には、鉢をのぞいてみてください。
コロナ禍でつねに感じることは、行事・ご法事・ご相談・・と、お参りされた皆さまに、「お茶をどうぞ!」「お茶でもいかかですか?」と、一言が言えないことが辛いことです。
新しい西願寺建設に際して、坊守として希望(夢)を語った1つは、本堂から移動して、お参りした皆さまが、お茶が飲みながら、座談ができる部屋「客間」を設計してほしいでした。
🌸ご法事で久しぶりに再会した方々が
🌸報恩講・寺友クラブ主催の新年会・法話会お盆会・お彼岸会・浄書の会など
🌸西願寺を訪ねてくださった方々が
🌸寺友クラブの会員の皆さまが、多目的室として、ご利用していただく
ことを願いを込めて設計していただきました。
そんな今、ご案内できない寂しさと皆さまのお声が聞こえない寂しさに「コロナウイルス~早く消えろ~」と、大声で叫びたくなります。
晩になると「今日も1日が早かった~」と、住職に話す時があります。そして、暮れになると「今年も1年早かった~」と話します。昨年は「1年間コロナとお付き合いしていたなんて、噓のよう」と、定番の「早かった」の言葉よりもやはり「コロナ」という言葉は勝ってしまいました。
広島県のご住職からの年賀状を、西願寺の掲示板でご紹介させていただいています。
怖いのは
人間だった
≪輝け!お寺の掲示板大賞2020≫
【講評】コロナウイルスの恐ろしさが強調された1年でしたが、それと同時にマスク騒動やコロナ差別などで、人間の醜さが強く表れた1年でもありました。仏教を通して人間(自分自身)の煩悩をもう1度見つめ直してほしいと願いを込めて、この作品を大賞とさせていただきます。
(仏教伝道協会ホームページより)