坊守日記(5月) 【更新5月2日】
坊守日記(2月)
春先のように暖かい1日だったり、灰色の雲に変わり、今にも雪でも降ってきそうな寒~い1日になったりと、この大きな気温差をわたしに教えてくれるのは、本堂前にいる「めだか」です。寒い日は、鉢の底で、動くこともせずにじっと。暖かい日は、足音がすると、鉢の底から上がってきてくれます。頭が良いなーと関心してします。どうぞお参りの際には、鉢をのぞいてみてください。
コロナ禍でつねに感じることは、行事・ご法事・ご相談・・と、お参りされた皆さまに、「お茶をどうぞ!」「お茶でもいかかですか?」と、一言が言えないことが辛いことです。
新しい西願寺建設に際して、坊守として希望(夢)を語った1つは、本堂から移動して、お参りした皆さまが、お茶が飲みながら、座談ができる部屋「客間」を設計してほしいでした。
🌸ご法事で久しぶりに再会した方々が
🌸報恩講・寺友クラブ主催の新年会・法話会お盆会・お彼岸会・浄書の会など
🌸西願寺を訪ねてくださった方々が
🌸寺友クラブの会員の皆さまが、多目的室として、ご利用していただく
ことを願いを込めて設計していただきました。
そんな今、ご案内できない寂しさと皆さまのお声が聞こえない寂しさに「コロナウイルス~早く消えろ~」と、大声で叫びたくなります。
晩になると「今日も1日が早かった~」と、住職に話す時があります。そして、暮れになると「今年も1年早かった~」と話します。昨年は「1年間コロナとお付き合いしていたなんて、噓のよう」と、定番の「早かった」の言葉よりもやはり「コロナ」という言葉は勝ってしまいました。
広島県のご住職からの年賀状を、西願寺の掲示板でご紹介させていただいています。
怖いのは
人間だった
≪輝け!お寺の掲示板大賞2020≫
【講評】コロナウイルスの恐ろしさが強調された1年でしたが、それと同時にマスク騒動やコロナ差別などで、人間の醜さが強く表れた1年でもありました。仏教を通して人間(自分自身)の煩悩をもう1度見つめ直してほしいと願いを込めて、この作品を大賞とさせていただきます。
(仏教伝道協会ホームページより)
法語(浄土真宗本願寺派・東京教区少年連盟)
坊守日記(1月)
昨年は多くの皆さまに助けていただきながら、ご本尊さまをお迎え、新しい西願寺のスタートを始めさせていただくことができました。
ありがとうございました。
今年もよろしくお願いいたします
12月に入り、日々、増加しているコロナ感染者数。夏過ぎまでは、東京の感染者数が100人超えるたびに、ドキドキしていたのに、昨日(12/26)の東京の感染者数は949人まで増加していました。
年末年始の帰省も困惑の中での決断です。
息子も福井県から帰省してきましたが、感染者数0人の福井県に無事に帰せるように、何をしたらよいのか?外出を控える・マスク着用・手洗い・うがい・消毒・・・・本当に、コロナウイルスに色が着いていて、目に見えたらいいのにと思うのはわたしだけでしょうか?
コロナ終息はいつになることでしょう。
先日、わたしが「おばあちゃん」と呼ばさせていただいてる「おばあちゃん」からお電話をいただきました。
久しぶりの元気なお声は、懐かしくも嬉しくもありました。いろいろなお話をしてから、最後、やはりコロナ禍のお話に
坊守:コロナ禍でなければ、すぐにでもお参りしていただき、お会いしたいです。
≪おばあちゃんからのお話≫
そうね~
でも、わたしは幸せです。
コロナ禍で不自由な生活かもしれないが、ご飯が食べれて、温かいお部屋にいれるのだから。食糧もなく、家もない時を思い出したら、外出できないぐらいは我慢できます。
苦しい時代を生きてきたことに、感謝しています。
このお話をした時に、コロナ禍の様子を、このようにお話できるおばあちゃんを尊敬してしまいました(惚れてしまいました💛)おばあちゃんのお話から、心を豊かにしていただくことができました。ありがとうございます。
デジタル化されつつある時代!人と人とが会話もしないで生活ができる時代!では学べない「おばあちゃんとの会話」は、わたしにとって、貴重な経験でした。
ホームページ・インスタグラム・YouTube発信など、コロナ禍で学ぶこともいっぱいあります。しかし、是非、そこが当たり前の世界ではなく、お話を聞き、お話ができる場があることを大切にしていかなくてはいけないと感じる時間でした。その大切な場の1つが「西願寺」であれるよう、ここから、住職と一緒に再スタートしていきます。 合 掌
初お晨朝

若林仏具製作所さまによって、お内陣に阿弥陀さまがご安置されました。
12月2日(水)6時30分
新西願寺で、初めて、住職と坊守でお晨朝をお勤めしました。 合掌