坊守日記(12月)【更新12月1日】
法語(浄土真宗本願寺派・東京教区少年連盟)
坊守日記(1月)
昨年は多くの皆さまに助けていただきながら、ご本尊さまをお迎え、新しい西願寺のスタートを始めさせていただくことができました。
ありがとうございました。
今年もよろしくお願いいたします
12月に入り、日々、増加しているコロナ感染者数。夏過ぎまでは、東京の感染者数が100人超えるたびに、ドキドキしていたのに、昨日(12/26)の東京の感染者数は949人まで増加していました。
年末年始の帰省も困惑の中での決断です。
息子も福井県から帰省してきましたが、感染者数0人の福井県に無事に帰せるように、何をしたらよいのか?外出を控える・マスク着用・手洗い・うがい・消毒・・・・本当に、コロナウイルスに色が着いていて、目に見えたらいいのにと思うのはわたしだけでしょうか?
コロナ終息はいつになることでしょう。
先日、わたしが「おばあちゃん」と呼ばさせていただいてる「おばあちゃん」からお電話をいただきました。
久しぶりの元気なお声は、懐かしくも嬉しくもありました。いろいろなお話をしてから、最後、やはりコロナ禍のお話に
坊守:コロナ禍でなければ、すぐにでもお参りしていただき、お会いしたいです。
≪おばあちゃんからのお話≫
そうね~
でも、わたしは幸せです。
コロナ禍で不自由な生活かもしれないが、ご飯が食べれて、温かいお部屋にいれるのだから。食糧もなく、家もない時を思い出したら、外出できないぐらいは我慢できます。
苦しい時代を生きてきたことに、感謝しています。
このお話をした時に、コロナ禍の様子を、このようにお話できるおばあちゃんを尊敬してしまいました(惚れてしまいました💛)おばあちゃんのお話から、心を豊かにしていただくことができました。ありがとうございます。
デジタル化されつつある時代!人と人とが会話もしないで生活ができる時代!では学べない「おばあちゃんとの会話」は、わたしにとって、貴重な経験でした。
ホームページ・インスタグラム・YouTube発信など、コロナ禍で学ぶこともいっぱいあります。しかし、是非、そこが当たり前の世界ではなく、お話を聞き、お話ができる場があることを大切にしていかなくてはいけないと感じる時間でした。その大切な場の1つが「西願寺」であれるよう、ここから、住職と一緒に再スタートしていきます。 合 掌
初お晨朝
若林仏具製作所さまによって、お内陣に阿弥陀さまがご安置されました。
12月2日(水)6時30分
新西願寺で、初めて、住職と坊守でお晨朝をお勤めしました。 合掌
新西願寺情報
坊守日記(11月)
朝晩は、急に気温が低い日が続いています。私は、厚い布団・毛布を出したり、
冬服を出したりと、慌ただしい日を過ごしています。皆さまはいかが、お過ごしでしょうか?
風邪やインフルエンザなどが流行する季節です。くれぐれもお体ご自愛下さい。
早、仮住まいの家に住み始めて、6か月以上が経ちました。
住み始めた時は、裸足で歩くこと!壁に手が触れること!お風呂にゆっくりつかること!・・・・
ができず困惑しすぎて、睡眠が浅い日が多く、不安でした。
しかし、現在は、住めば都(笑)。物音も気にならず、夜も爆睡してしまいます。
住職から「11月後半には引っ越しができるから」。坊守は心の中で「やっと慣れたのに~」と、
つぶやきながら、いえいえ、新しい「西願寺」に早く、引っ越しをしたい!です。ご門徒のみなさまが
「西願寺」にお参りしていただき、再会したい気持ちは、満々です。
でも、またの引っ越しは・・・優柔不断になってしまう坊守。気持ちは、相変わらずコロコロと変わります。
5月から、日曜日だけお休みの棟梁さん(大工さん)親子が、新西願寺の仕事、格天井・玄関に入った正面の
ニッチ・トイレの入り口・下駄箱などなどを、ひとつひとつ丁寧に手作りしてくださっていました。
暑い中での、大工さんのお仕事には、頭が下がりました。時間のある時には、3時のお茶菓子を差し入れに、現場に向かいました。
最初の内は、「ここにお茶菓子を置きます、よろしくお願いいたします」と、声をかけるだけでした。
しかし、日に日に、お互いに一言二言お話をするようになりました。
最後は、棟梁から、お嫁さんが息子のお弁当を作るから、「じいちゃんのも作ってや~」と頼んだら、断られてしま
いましたとまで、そして、「お嫁さんのお弁当が食べたいのではなく、かーちゃんが朝の5時に起きて作るのが大変な年
になってきたからだよ!」と、本音と奥さまを思う気持ちまで、お話をするようにもなりました。
わたしもつい子供たちの愚痴をこぼすと 「奥さんがそうに育てたんだろー」と、東北なまりで、返してくれる棟梁との
会話はとても楽しかったです。
そして、先日10月24日(土)に工事が完了したので、お顔を見ることはありません。
とても、淋しい気持ちでいっぱいです。今思うと厳しさの中に優しさのある昔ながらの「大工さん」でした。
新しい西願寺は、多くの工事に多くの方々が、係わっていただきながら残す1か月で完成します。
この大切な「ご縁」を忘れずに、新たな西願寺をお迎えしたいです。 合 掌