坊守日記(5月) 【更新5月2日】
坊守日記(11月)
空が澄み清々しい秋を感じる10月10日、「西願寺本堂庫裏落成慶讃法要並びに
親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃お待ち受け法要」を、来賓のご臨
席のもと、約60名の僧侶・門信徒の皆様にご参拝いただき、お勤めさせていただきました。
●14:30 記念撮影
法要にご参加いただきました全員で記念写真の撮影。
今年一番の笑顔でハイ!チーズ📷 バッチリです!!
●15:00 達書伝達
浄土真宗本願寺派総長からの本堂落慶への「お祝いのことば」、
親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃お待ち受け法要にさいしてのご挨拶を
東京教区教務所長・尾井貴童様よりご披露いただきました。
●15:15 西願寺本堂庫裏落成慶讃法要並びに
親鸞聖人御誕生850年
立教開宗800年慶讃お待ち受け法要
この度の法要を記念して製作した「喚鐘(かんしょう)」【行事鐘ともいう】を撞いて、
法要の開始を合図し、西願寺住職・西顕真が導師を務め、清浄寺様・担景寺様・浄源寺様
福浄寺様に結衆としてご出勤いただき、慶讃法要をお勤めしました。堂内にはお念仏の声が
響き渡り、「正信偈(草譜)和讃六首引きを参拝者全員でお勤めさせていただいたこと、
無上の喜びと感激の法要でした。
●16:00 記念法話
福井教区大野組應行寺住職・荻野至師より記念法話がありました。
阿弥陀さまのご本願(無条件の救い)を、わかりやすく、笑いを交えお話しくださいました。
多くの参拝者と、コロナ感染症感染防止を鑑み、本堂正面の外に参拝者用テントと椅子を設けました。
外席の皆様も熱心にご聴聞くださいました。ご協力に感謝いた
●16:15 記念式典
東京教区教務所長・尾井貴童様、埼玉組長・石上光鏡様よりご祝辞をいただきました。
本堂庫裏建設にご尽力いただきました木村建築設計事務所・木村一敏様、菊池建設株式会社様、
株式会社若林佛具製作所様に住職より感謝状と記念品が授与されました。
門信徒を代表して門徒総代・本堂建設委員会委員長の山岸康之さんより、
「落慶法要が済みますと、西願寺の本格的な活動が始まります。
さらに皆様の力をいただき楽しい西願寺にして行きたいと思います。本日はご参拝有難うございました。
今後ともご協力をお願い申しあげます」とお礼の挨拶がありました。
最後は、住職・坊守・寺族3人が尊前より参拝者の皆様にお礼の挨拶がありました。
住職は「西願寺が開かれ28年。多くの門信徒・有縁の皆様に支えられ、
助けていただいたことに感謝申し上げます。その皆様のご尽力によって立派な本堂庫裏ができました。
これからも西願寺の寺門興隆とお念仏繁盛に努めてまいります」と感謝と決意の挨拶がありました。
真夏のように暑い日が続いていたのに、急に寒くなり、 真冬のように寒い日が突然のように現れ、
洋服に暖房器具にお布団に・・・と、アタフタしてしまう坊守がいました。
ご門徒の皆さまはいかがお過ごしでしょうか?こんな季節の変わり目が、一番体に負担をかけます。
ご自愛ください。
10月10日(日)、「西願寺本堂庫裏落成慶讃法要」が無事に終わり、ホッとしました!
20回以上の「建設委員会」の開催に、コロナ禍という大変な時期にも関わらず、
足を運んでいただいた10人の皆さま、
また、委員長の山岸さまには、数えきれないぐらい足を運んでいただきました。
ご挨拶では、委員長としての西願寺への思いが、いっぱい伝わってきました。とても、嬉しかったです。
そして、体調不良のため、ご欠席中の川崎さんへ。
「新本堂で、落慶法要を迎えることができました。いつも温かく西願寺を、そして、
住職と坊守をご指導していただいたことに深く感謝しています」
ご門徒の皆さま・建設委員会の皆さま
ありがとうございました
住職と坊守は、この10月に結婚をして30年目に入りました。
たくさんの壁にもぶつかりました。もしかしたら、まだ、ぶつかるかもしれません。
そんな時は、この坊守日記に書かせていただきます。
そして、西願寺がこの先も、皆さまからお育ていただけるお寺であることを願う坊守です。
西願寺にご門徒のみなさまが、気軽に足を運んでいただけるようなお寺にしていきます 合掌
ご一緒に得度式(西本願寺へ)
10月15日(金)に厳修される「得度式」に
成福寺さまのご子息が、向かうことになり
ご本山・西本願寺へ、住職と坊守で、
ご一緒させていただきました。
得度式の前には
「得度講習」
(1) 宗制の大意(2) 仏教の基礎知識
(3) 法式規範の基礎知識
(4) 勤式作法の基礎
「得度考査」
①筆記 ・宗制の大意 ・仏教の基礎知識
・法式規範の基礎知識
②実演 ・正信偈和讃 ・御文章
・被着法(黒衣・五条袈裟)
③口述 ・得度習礼及び得度式に臨む意思等について
合格したものは、「得度習礼」に臨むことができます。
今はコロナ禍のため、オンラインで「得度習礼」を受け、
晴れて、得度式に参拝、「釈俊輝」僧侶になることができました。
🌸おめでとうございます🌸
貴重な時間にご一緒できたこと、嬉しく感じています。
黄袈裟をいただき、浄土真宗本願寺派の僧侶になった姿は
とても立派でした。
西願寺本堂庫裏落成慶讃法要
坊守日記(10月)
朝晩は急に寒くなり、暑い夏が終わりに近づき、「1番体の不調を感じる」時期です。
どうかお体ご自愛下さい。
10月で30年を迎えさせていただきます。
10月10日には、一生に一度、迎えさせていただくことがあるか?ないか?の大事業
「西願寺本堂庫裏落成慶讃法要」を多くの皆さまとお祝いさせていただきます。
お寺にお嫁には行かない!と、思っていたわたしと偶然にも出逢った方は、
お寺の息子さん=(住職)でした。
佐賀県伊万里市に実家のある住職を両親に紹介をした時、父は緊張していたのか「河津佳奈子の父です」
と、大きな声で挨拶をしたこと、母は佐賀県のお寺にお嫁に行くことを想像したからか
「遠いから・・」と涙ぐんでしまったこと、昔のことなのに、今も鮮明に覚えています。
遠い佐賀県から父母と総代さんが、ご挨拶に来た時は両親4人が笑顔で総代さんの立派だったことに
「坊守」になることを決心しました。
決心してから30年の節目を、西願寺の坊守としてお迎えできること、毎日、
阿弥陀さまに「ありがとうございます」と、手を合わさせていただいています。
30年の間に、父(ふたり)母(ひとり)はお浄土に
人は去ってもその人の言葉は残る
人は去ってもその人の優しさは残る
人は去ってもその人の温もりは残る
合わせる手の中にその人は還ってくる
「倶会一処(くえいっしょ)」ともに一つのところに集う!
お浄土で再び出逢うことを約束されています。
浄土真宗本願寺派 西願寺の坊守にさせていただいているお陰で、聞かさせていただける私がいます。
合掌
坊守日記(9月)
暑い日々、ご門徒のみなさまはどのようにお過ごしのことだったでしょうか?
また、コロナ対策のマスクをつけての外出は、暑さとの戦いだったのではないでしょうか?
先日、西願寺に夏休みの宿題に「年輪」を調べている3年生の男の子が訪ねてきました。
立派なカメラを持ち、一生懸命年輪を数える姿はとても立派な3年
生に見えました。お盆が過ぎると,毎年のように、3人の子供たちに
「早く起きて~宿題をしなさい」
と、怒りながら大声を出したことを思い出し、ひとり笑ってしまいました。
30分ぐらいの訪問でしたが、とても楽しい時間を過ごすことができました。
8月の下旬に京都から帰省するはずの息子が、緊急事態宣言が発令された為、バイトも中止、
自動車学校の合宿も中止になり、お盆前に帰省をしてきました。少し瘦せて、髪の毛は茶色に変身し、
ボサボサでした。
息子「髪の毛を染めて、カットをしに行きたいと考えている」
坊守「いいね~サッパリと切って・・金髪はやめてネ」
と、話したはずなのに、美容室から帰宅した息子の姿は、
金髪のボサボサを少し整えた髪型になっていました。
来年はお坊さんになる為の習礼に行くため、ツルツル
の頭にイヤでもならないといけないから、今だけのこと
だから何も言わず我慢してしまおう?
坊守も若いころは、父母にいろいろな心配をかけたり、
お寺の娘らしく!なんて一度も考えたこともなかったので偉そうに怒るのも?
悩んでしまう坊守としての心と、母親としての心が葛藤してしまいましたが『結果』
「ふざけるな!誰が金髪にして良いと言ったの~駄目だって言ったのに、
なぜするの?意味が分からないのか~」と、怒りまっくてしまった坊守がいました。
金髪がダメではなく、
お寺の息子としてお坊さんになると決めたのであれば決心してほしいことがあることを、
今はわからなくてもいいから!うるさい母親でも、いいから!伝えておこうと必死でした。
永遠に、何回も同じ話しをしているわたし、怒りが止まらなく声も大きくなっっていくわたしに救いの手が。
「この暑い中、ママは熱いね~」と娘に言われ、はぁ~疲れた~わかった~もう終わり。
大人になるってことは、子どもの頃の自分を忘れて棚の上に置いて、叱ってしまうことなのかもしれません。
いつか、息子も大人になったら、わかってくれる日が来るのかしら(笑)